この文書について

普段、演習などでEmacsを使っているがあまりEmacsの操作に慣れていない人を主な対象に、小技や、手軽にできる便利なカスタマイズを書いています。

環境が学科PCのUbuntuであると想定して記述しています。

表記

* C-☆

これは、Ctrlキーを押しつつ☆キーを押すという表記です。

これについては、検索(C-s)などで使っている方も多いでしょう。

例えば、C-tを押してみて下さい。カーソルの前後の2文字が入れ替わったでしょう。

* M-☆

これは、Altキー1を押しつつ☆キーを押すという表記です。

例えば、M-<を押してみて下さい。カーソルがファイルの先頭にジャンプしたでしょう。

* M-x long-command-name RET

これは、Altキーを押しつつxキーを押し、その後long-command-nameを入力し、Return(Enter)を入力する、という表記です。

この操作で、Emacsの様々なコマンドを、その場で実行できます。

例えば、M-x make-frame-command RETを実行してみて下さい。新しいEmacsのウインドウ2が開くでしょう。

チュートリアルをやってみよう

Emacsの操作になれていない方は、Emacs付属のチュートリアルをやってみることを強くおすすめします。

M-x help-with-tutorial でチュートリアルが起動します。優れたチュートリアルなので、是非やってみて下さい。 あなたのEmacsライフがきっとより快適になります。

画面の配色を変えてみよう - Color-theme

Emacsはデフォルトでは、白地に黒3という配色になっています。 これを別の配色に変える方法について書きます。

おすすめは、color-themeを使う方法です。 color-themeは、テーマを選ぶだけで「おまかせ」で配色を決定してくれるものです。 これを使うと、出来あいの配色を使うことになりますが、コードを編集する際のキーワードの色など、普通の文字以外の文字も読み易いような色にしてくれます。

  1. インストールする
     $ sudo aptitude install emacs-goodies-el
    Emacsを起動していたら、再起動しましょう。
  2. お好みの配色を選ぶ

    ここに、Cのコードでの配色例が載っています。 また、M-x color-theme-selectで、対話的に配色を選ぶこともできます。 好きな配色が見付かったら、その名前をメモしておきましょう。

  3. 設定する Emacsを起動する度に一々選んだ配色を指定するのは面倒です。気に入った配色はデフォルトにしてしまいましょう。

    ホームディレクトリ直下の.emacs.elという名前のファイル4を開いて、以下を追記して下さい。

     ;; 例: Dark Laptopの場合
     (require 'color-theme)
     (color-theme-initialize)
     (color-theme-dark-laptop)

Emacs で開いているファイルを印刷する

ASCII のみのファイルはデフォでも印刷可能なのですが、日本語が混じると少し設定が必要です。

続いて、 ~/.emacs.el に次を追記します。

これで設定完了です。 Emacs を再起動するか、あるいは

としたら印刷可能な状態になっています。

印刷する時は、

  1. ツールバーのプリンタのアイコンをクリックする
  2. メニューから 「File」 → 「Postscript Print Buffer」 を選択する

  3. M-x ps-print-buffer RET

のいずれかの方法が使えます。


  1. MはMetaの略です。これは学科のPCで言うとAltに対応します。 (1)

  2. Emacsでは正しくは「フレーム」と呼びます (2)

  3. 普通の文字は (3)

  4. このファイルは、Emacsの「設定ファイル」です。このファイルに入力したS式群が、Emacsを起動する際に評価されます。 (4)

EmacsTips (last edited 2010-05-27 01:28:59 by nnnuu)